バレエ界の巨匠モーリス・ベジャールは最後の作品の完成を待たずして逝去。師の意志を継いで芸術監督に就任したジル・ロマンがその作品を完成させた。作品は、ベジャールの生涯において彼の創作意欲を触発した場所と文化をめぐる旅であり、ジュール・ヴェルヌの「80日間世界一周」と、彼の80歳という年齢をかけたタイトルである。
舞台はベジャールの曾祖母の国セネガルから始まり、エジプト、ギリシャ、インド、中国、アメリカ……リオのカーニヴァルの途中で、ベジャールの死を暗示する雷鳴で旅は中断され、幕を閉じる。
ベジャールを刺激した世界各地の音楽と文化、そこに生きる人々の生命が舞台全体にあふれ、ベジャールの申し子たちが師の想いを踊りにこめる。
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