『苦い涙』の公開を記念し、オゾンとファスビンダーの映画をより深く楽しむために、『苦い涙』と関連のある2作品を特別限定上映。オゾンが20年前に監督、ファスビンダーの未発表の戯曲を映画化した『焼け石に水』。そして、1972年に製作されたファスビンダーのオリジナル版『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』、日本劇場初公開。
「オゾンとファスビンダー」特別企画
新宿武蔵野館 https://shinjuku.musashino-k.jp/
上映料金：￥1,500（税込）均一
期 間：6月16日（金）～22日（木） ※上映時間は劇場にお問い合わせください。
上映日程：『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』：16日（金）、18日（日）、20日（火）、22日（木）
『焼け石に水』：17日（土）、19日（月）、21日（水）
『ペトラ・フォン・カントの苦い涙』
女性同士の愛を描いたメロドラマの傑作、劇場初公開
ファッションデザイナーのペトラは、二度目の結婚に失敗して落ち込んでいた。助手のマレーネをしもべのように扱いながら、アトリエ兼アパルトマンの部屋で暮らしている。そこに、友人が若く美しい女性カーリンを連れてやってくる。彼女に惹かれて同棲をはじめるが…。
1972年ドイツ映画賞主演女優賞／助演女優賞／撮影賞受賞
監督・脚本・原作：ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
出演：マーギット・カーステンゼン、ハンナ・シグラ、イルム・ヘルマンほか
原題：Die bitteren Tränen der Petra von
Kant／1972年／124分／西ドイツ／ドイツ語／日本語字幕：渋谷哲也／配給：セテラ・インターナショナル
※DCP上映
『焼け石に水』
オゾン初期の傑作＆ファスビンダーの未発表の戯曲の映画化
70年代、ドイツ。20歳の青年フランツは街で中年の男性に声をかけられ、彼の不思議な魅力にひかれてベッドを共にする。そのまま男の家で同棲を始めるが、蜜月は短く、苛立ちがつのっていた。そんな折、互いの恋人が訪ねて来て…。
監督：フランソワ・オゾン 原作：ライナー･ヴェルナー･ファスビンダー
出演：ベルナール・ジロドー、マリック・ジディ、リュディヴィーヌ・サニエ、アンナ・トムソン
原題：Gouttes d'eau sur pierres brulantes／2000年／90分／フランス／フランス語／字幕：松岡葉子／配給：ユーロスペース
※35㎜フィルムでの上映
