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1976年4月17日、パリ近郊のレ・リラにて生まれる。本名はマイウェン・ル・ベスコで、イジルド・ル・ベスコは妹、母は女優として活躍したカトリーヌ・ベルコジャ。母親が彼女をスターにすべく、3歳の頃から子役として数多くの作品に出演させられていた。91年にリュック・ベッソンに出会ったことから自身の天職に気づき、女優業を一時休止。93年にベッソンと結婚し、『レオン』(1994)で小さな役を演じた以外は、96年に『フィフス・エレメント』のディーバ役を演じるまで映画出演はなかった。だが、ベッソンとは97年に破局、そのショックで一挙に太ってしまったという。その後、女優に復帰すべく演技を学び直し、最初は舞台で、次いで2003年にアレクサンドル・アジャ監督の『ハイテンション』で映画にも本格復帰。さらにクロード・ルルーシュの「Les Parisiens」(2004)、「愛する勇気」(2005)にも出演。そして06年には「Pardonnez-moi」で監督デビューを飾る。09年には長編第2作「Le Bal des actrices」を、11年には第3作「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」でその演出力も認められ、セザール賞の最優秀作品賞のほか監督賞、脚本賞にもノミネート。名実ともにフランス期待の女性監督に。さらに本作では、カンヌ映画祭に正式出品され、主演のエマニュエル・ベルコに女優賞をもたらしたほか、セザール賞の作品賞、監督賞にふたたびノミネートされた。
1981
イザベル・アジャーニ/抱きしめたい(出演)
1983
殺意の夏(出演)
1986
フィレンツェに燃えて/ワーキング・ガールの恋(出演/VHSのみ)
1987
Cinématon no 994(出演)
1988
天使の接吻(出演)
1990
Lacenaire(出演)
1991
La Gamine(出演)
1994
レオン(出演)
1997
フィフス・エレメント(出演)
2000
La Mécanique des femmes(出演)
2001
8, rue Charlot(出演/短編)
2003
ハイテンション(出演)
2004
Osmose(出演)
I'm an Actrice(監督/短編)
Les Parisiens(出演)
2005
愛する勇気(出演/映画祭上映)
2006
Pardonnez-moi(監督)
2008
Le Bal des actrices(監督/フェイク・ドキュメンタリー)
2011
パリ警視庁:未成年保護特別部隊(監督/WOWOWにて放送)
2012
Télé Gaucho(出演)
2013
愛の犯罪者(出演/映画祭上映)
2015
モン・ロワ 愛を巡るそれぞれの理由(監督)
1965年1月25日、パリにて生まれる。グザヴィエ・ボーヴォワ監督の『神々と男たち』(2010)の脚本家としてよく知られるところ。脚本家としては、同じくボーヴォワ作品『チャップリンからの贈りもの』(2014)のほかクリスチャン・ヴァンサン監督の『大統領の料理人』(2012)も担当。また、プロデューサーとしてそれ以前の1990年代末より活動を始め、『ブラウン夫人のひめごと』(2002)や『迷宮の女』(2003)、さらにフィリップ・ル・ゲイ監督の『屋根裏部屋のマリアたち』(2010)の製作に携わる。
1975年生まれ。ルイ・リュミエール高等映画学校で撮影を学び、いまやフランスを代表する女性撮影監督のひとりとして活躍中。アラン・ギロディーの『湖の見知らぬ男』(2013)でセザール賞の撮影賞にノミネートされたほか、ギロディー作品では最新作の「Rester vertical」(2016)も担当。また、カトリーヌ・コルシニの『黒いスーツを着た男』(2010)の撮影でも活躍。マイウェン監督とは、処女作の「Pardonnez-moi」から「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」、そして本作まで、一貫して撮影に携わっている。
パトリス・シェローの『ソン・フレール -兄との約束-』(2003)などに編集助手として就いたのち、ドキュメンタリー映画の編集を経て、エリック・カラヴァカが監督・主演した「Le passager」(2005)で正式に編集者としてデビュー。翌年の『パリ、ジュテーム』でもその手腕を発揮し、レイモン・ドパルドンの『モダン・ライフ』(2008)、セドリック・カーンの『よりよき人生』(2011)、シルヴァン・ショメの『ぼくを探しに』(2013)などの編集を担当。
1980年代半ばより美術部門でキャリアを開始し、なかでも一連のリュック・ベッソン作品『グラン・ブルー』(1988)や『ニキータ』(1990)、『レオン』(1994)、『フィフス・エレメント』(1997)など担当し、『ニキータ』でセザール賞の美術賞ノミネート、そして『フィフス・エレメント』では同賞を受賞。そのほか、ガブリエル・アギオン監督の「ベル・ママン」(1999)、エドワード・ズウィックの『ブラッド・ダイヤモンド』(2006)、オリヴィエ・ダアンの『グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札』(2014)の美術を担当。
マイウェンの処女長編「Pardonnez-moi」を皮切りに、前作「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」、そして本作と、その全作で衣装を担当しているほか、マルク・フィトゥシ監督の中年ロマンティック・コメディ『間奏曲はパリで』(2013)、マリオン・ヴェルヌー監督の最新作「Et ta soeur」(2015)などの衣装を担当。撮影のクレール・マトンと並びマイウェン組の要石のひとり。
1953年5月3日、サウサンプトンに生まれる。ブリストル大学を卒業後、俳優としてキャリアを開始するが、その後、映画音楽の世界へ。97年、ジョン・マッデン監督の『Queen Victoria 至上の恋』の音楽を担当したことで注目を集め、続くマッデン作品『恋におちたシェイクスピア』のスコアでアカデミー賞の作曲賞を受賞。その後も、『リトル・ダンサー』(2000)、『コレリ大尉のマンドリン』(2001)、『プルーフ・オブ・マイ・ライフ 』(2005)などの音楽を担当。マイウェン監督とは、「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」に続いてのコラボとなる。